イギリス独立党のファラージ党首が、辞任を表明されたそうです。
びっくりです。なんで?
「自らが政治の世界に身を置いているのはイギリスをEUから離脱させる為だ。」と
なので「今、党首を退くことが正しいと思う」
ん?ほんまにそうなんかな?まだ離脱が国民投票で賛成されたのですが、
その後の道筋は見えないまんまのように思いますが、どないなんでしょうね?
これからの方が間違いなくいばらの道やと思いますがね、元ロンドン市長のあの方もリーダーにはならないと・・・
もしかしてお二人とも本心から、EU離脱を望んでおられたんか?少し疑問に思います。
そこまでEU離脱させたかったのなら、その後のビジョンも当然有ったのではないかと思うのです。離脱だけが目標っていうのはありえない感じします。
理想の英国、目指す大英帝国があって、そのためにはEUに所属していては無理なのだ。離脱だけ達成したら、新たな移民流入はなくそれだけで一面ばら色に変わるというものなのでしょうか?
ん~わかりません。
で予想外に恩恵を受けたところがあるそうです。
イギリスの離脱が決まった際、安全資産に逃げるだろうと思われていた資金が、新興国に流れているようです。事前の予想では逆に打撃を受けてしまうだろうと予想されていましたが・・・
理屈はこうです。
英国の離脱決定で世界経済は、不透明感を増しました。そこでアメリカの連邦準備理事会の利上げがしばし見送られることになるだろう。
少なくとも12月までは見送られるのではないか?その資金が新興国へ向かいました。
昨年のアメリカのテーパリング(金融引き締め始まり)の時とは逆の動きです。
軒並み、通貨、株式、債券が上昇し回復のペースは他の市場を上回りました。
新興国株価指数は1日までの週に3月以降で最大の上昇率となっています。
中南米の通貨はその中でも特に好調です。
しかしこのまま持続するかは不透明に思われます。アメリカ国内の経済指標、次第で利上げ観測が再び起これば、また新興国経済から資金が流失する可能性はあります。
早速、今週金曜日にはアメリカの雇用統計の発表が控えています。
加えてオリンピック開催が近いブラジルは、過去最大の赤字になっています。来年も景気後退の局面が続くといわれています。
油断はできません。