食堂の店先にある食品サンプルって、よく出来てますよね。
食べるメニューを選ぶためのものなんですけど、サンプルそのものが芸術的なものに出会ったりします。
昔、子供のころに見たスパゲッティナポリタンの食品サンプル、フォークで持ち上げてるやつ・・・
斬新ですよね。はじめてみた時、びっくりしました。
食品サンプルって、
大正から昭和にかけて日本でできた技術で、食品サンプルという呼び方は、戦後からで、当時は料理模型、食品模型といわれていたようです。
なので、食品サンプルは日本発祥なんですね。(少々びっくり)
でタイトルの岩崎瀧三さんなのですが、この食品サンプル、食品模型を事業化して、日本中に広めた方です。
1932年(昭和7年)大阪市に「食品模型岩崎製作所」を創業しました。
当時の岩崎さんはお弁当やを営んでいたのですが、それにしても思い切りましたね・・・
当初は食品のサンプルを販売するのではなく、貸し付けて貸し賃をもらうという方法で顧客開拓。
販路を広げ、日本に食品模型(食品サンプル)が定着していきました。
岩崎さん、子供のころに、ロウソクから蝋が水面におちて、白く固まるのをみて、この原理で食品サンプルを作れないか?
と始めたことがきっかけでした。
昔は、そのまま蝋で出来ていた食品サンプルですが、現在は合成樹脂でできています。
最近では、食品の見本というよりも、キーホルダーになったりいろんなところに~付けられるようになってます。
そういう自分も持っています。
ちくわ、けっこうリアル。
たまご焼き、おなか減ってるときに見るとつらい。
日本の食品サンプルは芸術的です。