イギリス離脱や、中国の危機、日本の債務問題、など問題は山積ですけど
アメリカ経済についても楽観できるもんではありません。製造業景況指数は50を下回り、景気後退を示している。 最近は少し落ち着きを見せているものの需要のだぶつきと生産過剰による原油安傾向により関連企業のダメージは大きい。
これがあまり進んでしまうとバタフライ効果でアメリカ経済全体にダメージが広がってしまう。また小売大手も販売は芳しくない。経済成長を引っ張っていく新しい業種を見つけなければならない。
一方、中国についても人民元の下落についての懸念がある。2015年の資本流出は6500億ドル(日本円で約73兆円)に達した。
更なる人民元の下落で2016年はさらに資本流出が加速されてしまっているかもしれない。
(この対策にためには、人民元は安くなってはいけないはずなのですが、輸出が頼りのはずの中国経済の為には金融緩和せざるを得ない。アクセルとブレーキを同時に使っているような状況になっているはず。これが上層部の対立を生んでいるのでは?)
現在の債務残高についてはGDPの約3倍程度にまで膨れ上がっていると予想されています。これが不良債権化したとすれば、経済には致命的な影響をあたえてしまうと思われます。
株式市場の暴落、資本流出、膨大な債務残高、とコントロールが非常に難しいものに陥っていると推測されます。
ただ不動産価格について、北京、上海、深セン、といった都市部の不動産価格が上昇に転じていると聞きました。
一部の投資家が言うようにハードランディングではなくてうまくこなしながら、ソフトに、なんて願うのは甘いのでしょうか?
日本についても同じですかね。借金の残高は中国と比較したらまだ少ないのかもしれませんがGDP比だと2倍以上の債務残高になるはず。いつも外国人投資家のおもちゃにされてるような日本市場・・・為替も株式も。
アメリカが中国に追い込みかけてんのかいな?と思ってたんですけど、そのアメリカも磐石ではない。原油安で中東オイルマネーもデフォルトあるかも?って。
日本はいっつも相対的に安全な資産とか言われて、弱い経済なのに、円高に持っていかれる・・・ EUは弱いところの地域と強いところの地域に差が有りすぎて、仲間割れ状態、あげく域内ナンバー2のイギリスが離脱。
中国をお客さんににがんばってた新興国も、弱り加減。
一体世界経済の明日は、どないなってしまうんでしょうか?